谷川俊太郎

なんと、ポエムを読んでいます。気持ち悪いでしょうか。漢字で書くと歩絵夢かね。

意味とか効率とか論理とか、物語とか、関係ない世界ですね。中にはメッセージや告発の匂いがする作品もありますが、そういうのは気持ち悪い。

既存の意味から、ひたすら逃げ続ける言葉の組み合わせが、カチッとはまったときは、とてつもなく気持ちよい。こうくるであろうと思う言葉は絶対続かない。音楽でも映像でも得られない、頭の中を引っ掻き回されるようなトリップ感がありますよ。

おそらく多くの日本のミュージシャンが影響を受けたのではないかな。

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雪沼とその周辺

花粉症の薬が効いているせいだろうか、ここのところの無気力のせいだろうか、常に眠い。昼過ぎに新緑を見に近所の菅名岳に出かけた。尾根線のスタートの階段は結構きつかったが、逆光の中、最高の光線角度で新緑を堪能できた。午後一で出かけるとこういうご褒美がある。階段が終わりるとベンチがあり、頂上は目指さず、昨日買った単行本を開いた。「読み終わるのがもったいないと思える話」という英進堂の店長のお勧めコメントに惹かれ買った「雪沼とその周辺」。山あいの寂びた町の、ドラマチックではないが、穏やかでしみじみとした話たち。僕は読んでる途中で睡魔に襲われそのままベンチに横になって寝てしまった。日差しが暖かく、久しぶりに聞いた風の音も心地良かったためか。そして正直言って話がつまらなかったというのもある。日常の何気ない出来事にこそ人生の本質が!なんて意見もございますでしょうが、僕はこの手の「日常もの」はだめらしい。まだまだひよっこなんですわ。

Yukinuma「 雪沼とその周辺」  堀江敏幸

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過剰と破壊の経済学

ひさしぶりに書いてみっか。僕のおきにに入っている池田さんの本です。「半導体の集積度は18ヶ月で2倍になる」という「ムーアの法則」が与える今後の社会への影響。おもしろかったのだけど、これから起きることにわくわくはしない。もうええわという感じ。経済が世界を動かしていく「企業的な社会」は変わらず続いていくのだ。もっと勉強しなくてはの。

Ikedahan

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企業的な社会、セラピー的な社会

NPOについて自分の中で盛り上がっておりました。が、世の中には別の角度から見る人間もいるだろうと思い「NPO批判」で検索しましたら、なんと小沢健二が「企業的な社会、セラピー的な社会」という論文の中でNPO批判をしているということで購入しました。簡単に言うと、NPOに税金免除や補助金などの餌を与え、社会の歪み部分を対処療法的に治す役目を任せることで満足させ、根本の問題解決(社会そのものを変える)への動きをうやむやにするようにし、しかも申請などの手続きを経て監視下に置いている。てなことでした。

論文全体は彼が今書いている「うさぎ!!」という童話の番外編で、資本主義社会批判のような内容です。読んだ直後は、そうだそうだと盛り上がった僕ですが、これまた「小沢健二  批判」で検索したところ、論文を批判したブログ記事が見つかりました。確かに小沢君の文は勧善懲悪的な偏った書き方だなあと思いますが、インパクトを与えるにはこのくらいが良いのでしょう。

少なくとも僕は、知らないことが多かったので、心理学や組織論というものが政治に使われてきたのだ。という事実が知れただけでも収穫でした。

Photo 久々に読む彼の文章はフリッパーズ時代に見られた茶目っ気が垣間見れたりしたので、それもマタヨシ。

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おカネで世界を変える30の方法

NPOバンクのことを調べてたらこんな本にたどりついた。「おカネで世界を変える30の方法」。この本によると僕たちは「貯蓄」という行為で知らないうちに戦争に加担していることになるという。貯蓄は国債になり、国債はアメリカの国債購入資金に回され、最終的にアメリカの軍事費に。。。。ということらしい。

ならばどうするか?ってことでNPOバンクや、投資先が明確な銀行の存在なんかを紹介してます。最終的には「利子」という仕組み自体がすべての元凶であるというところまで行き着き。。。。もっといろいろあるんですが、あんまり書くと僕の身近にいる人に怒られそうなんでやめときます。

30 ap bankの小林君も大絶賛。エーコエコアザラク!!

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問題解決

新年最初の書き込みです。例年どおり新年や四月は根拠のない「やる気」に満ち満ちている僕です。今図書館から借りた大量のビジネス系小技本?を読んでいます。僕自身いい歳ですから当たり前ですが、読んでみると結構身についているものも多いようです。「動く」と「働く」は違うと言いますが、動く系は「小技本」を活用して時間短縮して、それによってできた時間を働くことに使いたい。

今読んでるのは「問題解決の授業」という本です。若年層向けの本ですが、「考え抜く」とは具体的にこういうことか。。と感心します。こんな本ばかりに頼ってるマニュアル人間だと思われるかもしれませんが、「マニュアル人間」とか「負け犬」とか、メディアが勝手に作った商品カテゴリーではないか?と思う今日この頃。読んだ本の情報は、自分の実生活の中で、それ用にアレンジされて自然とこなれてくるもんだと思います。マニュアルばんざーーい!やったーー!とあえて言いたい。

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イキガミ

久々にマンガ喫茶にいきました。「リアル」と「家裁の人」そして偶然「イキガミ」を読みました。

「国家繁栄維持法」。この法律は国民に「生命の価値」を再認識させることで国を豊かにすることを目的とし、その手段として若者たちを対象にしたある通知を出している。その通知とは「逝紙(いきがみ)」と呼ばれる死亡予告証である。 およそ1000分の1の確率で選ばれた者は、紙を貰ってから24時間後には死んでしまう。この物語は死の命令を受けた者たちの残された運命を描くドラマである。(ウィキペディアより)

素直に感動しました。国家繁栄維持法つう設定自体が??という意見もありましょうが、ありえなくはないでしょう。それに設定にいちいち突っ込みいれるより、その後のストーリーに没頭できるかどうかでしょう。

「今、今、今、たった今死んでも生きがいあったか?」と近所の寺に立っている掲示板にありました。ここの掲示板はいつも面白い。ちょっと前まではイエスと言えたつもりでしたが、何かと人と比較する機会がここ数日あったためか、自信がなくなりました。それもまた良し。

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道元

今日も発熱し休み。ずーっと一人でいたからか?久々にこっちの方向に興味が向いた。南直哉×茂木健一郎対談のMP3データを見つけてずっと聞いていた。南直哉は攻撃的な話し方をする坊さんだ。向井秀徳とちょっと似ている。

前に読んだこれも読み返した。解かりやすいけど時間についての章は何回読んでも解かりませんわ。これを読んでも明日からの仕事の時間のきつさは変わらんのだろうが。。。。。

頼住光子 / 道元―自己・時間・世界はどのように成立するのか 

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アンビエント・ドライヴァー

外注業者からの依頼で、なぜか社内販売をした。そこの取引先が倒産して、現金払えないから代わりに品物(ネクタイ・靴下・Yシャツ)で回収したのだけど現金化したいってことで。僕が他の外注先のミスで困ってたときに助けてくれた会社だし、おもしろいおっさんなので協力した。
社内掲示板で知らせて、フリマみたいにして売ったら意外と売れた。真っ先に社長と専務が買ってくれたのは嬉しかった。ほかの人も買ってくれた。
僕の人徳?別な意味のプレッシャー?みんなの購買心理を聞いてみたいと思った。と同時に全人類に1円募金を募って全人類に還元するしくみがあったらどうなる?とかどっかの本で書いてあったことを考えた。
読んでる途中ですが紹介します。細野さんのエッセイ。音楽のことや、神秘主義的なこと、ネイティブアメリカンとの出会いなど、読んでて心が静かになるエッセイです。
Hotyono

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ウェブ進化論

今頃読みました。この本で紹介される将来のネット社会は今の僕の公私に渡ってどう影響するのか考えてみなくては。
そもそもリアル世界での看板やチラシなどの広告媒体の必要性が今後どうなるのか?
なくならないとしてもWEBとの関係は絶対無視できない。
QRコード付の看板は必須になるかも?代理店から受ける仕事も内容が変わるだろうし、
技術が進めば紙媒体自体の必要性も変わる。ひー。もっと勉強せねば。

玉石混合のネットの世界では、僕のこのブログは石の類に違いない。
けど、僕個人の表現は石レベルだが、ある情報への賛同なり批判は「リンク」という「行動」になることで検索エンジンによってひとつの価値となる可能性があるらしい。
言いたいことがあってもうまく言葉にできないならば今後はそうしましょう。

梅田望夫『ウェブ進化論』(ちくま新書)

Web

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